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移住体験談   永井 雅裕さん(2002年4月に人吉市から移住)

最終更新日:

平成14年4月に人吉市から移住 / 下谷在住

永井さんご一家

釣りに夢中の若い頃は、仕事が終われば川へ直行。
今は、早く家に帰りたい。どうせ行くなら、子どもたちも一緒がいいから。



永井 雅裕さん(38)・ひとみさん(37)

琉愛ちゃん(11)・愛海ちゃん(9)・愛結ちゃん(6)

移住して14年。家族は五人に。

日々の様子

外で元気に、走り回って。


雅裕さん:ウチは娘たちが三人とも部活でサッカーをやってます。自分が屋外競技ばかりやってたから、子どもたちにも外で元気に走り回って欲しかったんですよね。部活も頑張っていて、今年2月に開催された人吉球磨のサッカー大会では、小学生女子の部で五木東小は見事優勝を収めました。

ひとみさん:試合の時は先生を差し置いて、こっち(雅裕さん)が熱くなってましたもん。

琉愛ちゃん:お父さんの声がよく聞こえてた。コーチ風の格好してて、となりのチームの人がどっちがコーチって…。


突然はじまる、英会話。


ひとみさん:子どもたちが通っている五木東小学校では一週間に一度、英語の授業があるんです。だからたまに突然、英語で話しかけられるんですよ。何だったっけ?

琉愛ちゃん:あいさつとか、誕生日はいつですか、とか。英語の授業は、聞いているとだいたいわかるので楽しいです。

ひとみさん:こっちは、「は??」ってびっくりするんですが、きっと学校で習ったことを言ってみたいんでしょうね。


高台にある住宅からは川辺川や緑の山がすぐ目の前に。家の裏手の木に掛けられた巣箱で今年は野鳥のひながかえった。


サッカー大会で優勝、3人のランドセル

すっかり、むらびと


雅裕さん:村の社会福祉協議会での仕事も今年で14年目になります。始めたばかりの頃は、職場も知らない人ばかりだったし、デイサービスのお迎えに行くのも、場所がわからなくて不安だらけでした。でも、今では村のこともよくわかるようになり、仕事もそれなりに。自分の仕事は月に何度か泊りの日があるんですが、こんなこともありました。職場の先輩に「明日何食べる。」って聞かれて、こっちがそれに答えると、翌日その先輩が「はい」って。自分が食べたがってたものを、お弁当にしてもってきてくれるんです。
今は、退職されましたが、よくして頂きました。自分のまわりの人というか、村の人って本当にいい人たちばかりなんです。
都会の人たちは、隣にどんな人が住んでいるかよく知らないって話を聞きますが、ここではそんなことはないですね。
自分で壁を作ってしまうとだめだけど、こっちからも歩み寄っていくと、お互いに打ち解けることができると思いますよ。

写真上:サッカー大会で優勝を収めた五木東小のなでしこ達。
写真下:ランドセルも三者三様

自分の時間、家族の時間。

雅裕さん:五木村はサルや鹿などの野生動物も数多く、植林地では特に鹿による食害が問題になっています。本猟は冬場ですが、鹿に関しては年中、駆除のための猟が認められているんです。村が管理する鹿の解体所もあり、駆除した鹿はそこで引き取り、手数料や重量に応じた料金も支払ってくれます。自分も移住して5年後に狩猟免許をとったので、休みの日は猟に出ることもあります。朝、日の出とともに出発するので、夏場は5時くらい。起きられたらの話しですけどね。
休みや週末には家族で買い物に行くことも多いんですが、5人家族の一週間分の食料やら、なにやらで、相当な量になりますね。

ひとみさん:お店の人に運動会でもあるんですか?とか、領収証いりますか?って、聞かれたりします。(笑)

琉愛ちゃん:休みの日は、お父さんといっしょに、山に行ったり川に行ったりもします。

雅裕さん:以前は、平日でも仕事が終わったら即、川へ直行して釣り三昧だったけど、今は早く家に帰りたいんですよ。どうせ行くんだったら、子どもたちも一緒に連れて行きたいから。
でも、なかなか行ってくれない。宿題があるからって。


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