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移住体験談  平山 光信さん 【地域おこし協力隊】(2021年3月に熊本県菊池市から移住)

最終更新日:

五木村で地域おこし協力隊になったきっかけは?

平山さん

 15年前に勤め先を辞めて一年かけてバイクで全国を周ったときに、全国各地でいい場所はあったんですが、五木村で流れる時間と自分の中に流れる時間が同じ様な気がして、とても居心地よく感じたんです。それから何度も何度も訪ねていて、その度に道の駅で休んでいるときに、村の方が話しかけてくれたり、そういう人の良さが決め手になりましたね。

 以前は長崎県でドローンスクールをやっていて、五木村にもドローンスクールを開校したいという強い思いがあり、五木村の地域おこし協力隊に応募しました。


五木村で仲間の様な存在はできましたか?

平山さん

 引っ越してきて1週間くらいで、こんな人になりたいって思える人たちに出会えました。

みんな私よりも年上で、以前から五木村に住んでいる人で、ここにしっかり根を張っているなって思える先輩たちです。木工の技術や知識なんかがすごいんですよ。

 最近、竹とんぼ同好会の様なものを立ち上げて、時々集まってはよく飛ぶ竹とんぼの構造なんかをあれやこれやと子ども時代を懐かしみながら話し合ったりしています。

昔を懐かしみながら手を動かすみんなの生き生きした顔を見るのがとても嬉しいんです。


平山さんが五木村ならではだと思ったことはありますか?

平山さん

 みんな必ず手作りの食べ物をくれるところです。

自家菜園の採れたて野菜や、手作りのおまんじゅう。それがとにかく美味しいんですよ!

絶対都会ではあり得ないし、こんなあたたかみは他のどこでも味わえないと思っています。

 確かに街中に比べるとくらべものにならないくらい不便だし、ホームセンターがもう少し近くにあれば、ご近所さんや友達の家のここを修理してあげたいって思った時に、部品を買ってくればすぐに出来るのにと思うことはあります。でも基本的にはいろいろ無いのは当たり前だと思っているところがありますね。


五木村の中でお気に入りの場所はありますか?

平山さん

 いっぱいありますよ!

先ずは自分のデスクから見える外の景色。

西向きで、窓から大きな山を見上げる様な景色で、山の向こう側がどうなっているのか考えるだけでわくわくしてくるし、デスクワークをしながらずっと癒されている感じです。

 ふたつ目は、職場と家の間で通る道にかかっている橋で、「椿橋」っていう橋があるんですが、そこから見える川の流れと山の景色がすごく好きです。あと一か所好きな流れの川があって、神屋敷っていう地域の方から竹ノ川集落の横を流れる川の景色。ここはどんなに大雨が降っても水が引くのが早くて、あっという間に元の穏やかな川の流れに戻るのを見て自然の雄大さを感じられる場所です。

 最後は自宅近くにあるM‐SHOPですね!週に何度も買い物に行く商店で、普段の買い物は大体M-SHOPで済ませています。お店の方と何気ない世間話をしたりというふれあいも楽しくて、移住して来た当初からずっと常連です。


五木村に移住してきて今までで嬉しかったことはどんなことですか?

平山さん

 これも沢山ありますよ!

私はそもそも地域おこし協力隊の任務として、ドローンスクールを五木村で開校することが目標のひとつにあったんですが、それが計画よりも早い段階で叶ったことが最近でいちばん嬉しかったことですね。

 これは、自分の力だけではなくて、地域の方々からヒントを貰ったり、役場の方の前向きで迅速な協力体制だったり、いろんなところで助けて頂いたおかげだと思っています。大きな自治体だったらそうはいかなかったんじゃないかと思います。





いま移住を考えている方にアドバイスがあればお願いします。

平山さん

 まず、野望を持って移住を考えて欲しいです。

目的意識をしっかり持つと言うか、ただ「自然が好き」って言って来てもうまくいかないと思うんです。自然と向き合う為には虫も出てくるし、不便だってあるし。

 おそらく理想と現実の間に沢山の障害が出て来ると思うんです。そこを埋める為には、強い野望みたいなものを持っておくことがカギだと思っています。

 五木村でやりたい事だとか、ライフスタイル、自分の将来像をはっきり持っておくことが大事なんじゃないかと思います。


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