五木村に来たきっかけは何ですか?

仕事をきっかけに五木村に来ました。
もともと球磨郡に住んでいて、事務の仕事をしたいと考えて仕事を探していました。丁度その際に五木村内で事務の求人があり、条件が合ったので応募しました。職場側から「通うのが大変だから五木村に住んで欲しい」と言われて五木村に住むことにしました。
子どもの頃に父に川遊びに連れて来てもらっていたので、五木村には馴染みがあり、大きな抵抗はありませんでした。
高野という集落に住みはじめ、現在も住んでいます。住んで2~3か月頃には集落の若者が集まっている飲み会に行くようになり、顔見知りになりました。そこで人に慣れることができたのが良かったです。
集落のお父さんがよく声をかけてくれましたし、お母さん方もおかずをくれたり、ぜんざいをくれたりと、食べ物をよくもらっていた印象があります。そこから集落の方のお宅に飲みに行く様になったりなど、集落のみなさんに大変よくしてもらいました。
その後、高野集落の伝統芸能である「棒踊り」のグループに誘ってもらって、練習に通うようになりました。そこで仲良くなった人と結婚することになり、今もその集落に住み続けています。現在は最初に勤めていた仕事はしていませんが、また別の事務の仕事をしており、五木村から多良木町に通っています。
大変だったことはありますか?

住み始めた年に台風と大雪があり、自然環境的に住むのが大変だなぁという印象は正直ありました。
しかし、災害で大変だった時も、集落の若い人たちが入っているメッセージグループでやり取りをしたり、区長さんが電話で呼びかけてくれたりして、安心して過ごすことができました。
五木村のどんなところが好きですか?

集落の集まりが好きですね。お母さん方の家庭料理を持ち寄って集会所でお酒を飲んだり、おしゃべりをしたりして楽しんでいました。今は新型コロナの影響でなかなか出来ていませんが、以前は月に1回はその様な集まりがあり、とても楽しかったです。早く復活してほしいなぁと思っています。
地域の行事の準備の時に、地区のお母さん方に買い出しについてきてもらったり、料理のことなどを教えてもらったりしています。五木村の事や村での生活、食文化の事など教えて頂き、とても勉強になっています。
その他には、散歩がてら梅を拾いに行って梅ジャムや梅酒作りをして楽しんだり、それを集落の飲み会に持って行ったこともありました。
またバドミントン部にも所属していて、週に1回程度運動をしています。身体を動かすこともできるし、その時に仕事や集落の方々以外の村の人たちとおしゃべりするのも楽しみです。日々のことや、仕事のこと等を話して楽しんでいます。
移住を考えている方にメッセージをお願いします。

田舎の生活を楽しみたい人には五木村がピッタリなんじゃないかと思います。特に楽しみ方として「ひっそり暮らす」ではなく、「田舎ならではの人との関わりを愉しむ」ということを望んでいる人に特におすすめです。
集落や地区のお父さんやお母さんが面倒を見てくれることや、コミュニティの輪に入れてもらえること、若い人を歓迎してもらえることなど、そういう人間関係を作りたい人に特におすすめです。