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移住体験談  阿部 早加さん【地域おこし協力隊】(2021年5月に福岡県から移住)

最終更新日:

五木村に来たきっかけは何ですか?

あべ

 前職では5,6年同じ所で働いていて、そろそろ変化が欲しいと思っていたところに新型コロナの流行で、勤め先が飲食店だったこともあり、自宅待機の期間があった事から転職を決意しました。新しい事にチャレンジできる様な仕事がしたいなと探していた時に、五木村での地域おこし協力隊の求人を見つけて興味を持ちました。

 それまで五木村の事は名前も知らない程でしたが、調べてみるととても自然が豊かな場所で、「信号もコンビニも無い村」というキャッチフレーズが出て来て更に興味が湧き、すぐにエントリーしました。その時のフットワークの軽さのおかげで五木村に出会えたんだと思います。


大変だったことはありますか?

あべ

 正直あまり思いつきません。

 元々車の運転をほとんどしない生活だったので、仕事が決まってから車の準備だったり、運転に関してはしばらくの間慣れずにビクビクしていました。未だに運転は得意ではないですし、車に関しては分からない事も多いですが、いろんな方が助けてくださるので、不自由なく暮らせています。最近では友達と宮崎や鹿児島までドライブに行ったりと運転も楽しめる様になりました。 

 五木村に来る前は勝手なイメージで、もっと閉鎖的な雰囲気なのかなと思っていたんですが、全く逆で色んな方が喋りかけてきてくれたり、ご近所さんにもとても恵まれて、野菜やおかずをしょっちゅう分けて頂いたり、とってもフレンドリーで優しい方ばかりです。寂しがり屋なので、こういうやり取りが本当に嬉しくて、時々お菓子を作っていつものお礼に持っていったりもしています。

 集落で毎月ある集会の事や決まり事も丁寧に教えて貰って、いつも気にかけて声をかけて頂けたおかげで近所の方々ともすぐに馴染めました。


五木村に住んで良かったところはありますか?

あべ

 五木村に来たら渓流釣りを始めたいと思っていました。

そんな話をいろんな方にしていたら、すぐに役場職員の方に釣りに連れて行って頂けて、あっという間に願いが叶いました。その後、フライフィッシングのグループの方の仲間に入れて貰ってノウハウを教えて頂きながら楽しんでいます。私の住む家は徒歩10秒で川に出られる川好きには最高の好立地なので、それもまたハマるきっかけになったと思います。

 近くにカフェが無い代わりに、自分でおやつを作って、アウトドア用の珈琲セットを持ち出して川辺でカフェ気分を味わったり、気候のいい季節にはベランダに椅子を出して本を読んだり、どこに居ても景色が最高なので、自分なりに自然を愉しむ様にしています。

 


五木村のどんなところが好きですか?

あべ

 自然環境はもちろん、山や川は毎日表情が違って見応えがあるので見飽きないですし、五木村では薪でお風呂を沸かす家庭も多くて、夕方いろんな場所から煙が上がる風景を見ながら散歩するのも好きです。途中ご近所さんと会って立ち話をしたりするのも楽しみの一つです。

  不便なところも気に入っています。福岡に住んでいた頃は、仕事の行き帰りで時間をつぶす為だけにコンビニに入って要らないものにお金を使ったり、通りすがりに目についた洋服や雑貨を衝動買いしたりという事が多かったのですが、ここでは服屋さんも無ければ、スーパーまでも車で30分以上かかります。だから自然と物を買う事で補うのではなくて、知恵や今在るもので何とかしようと考える様になりました。そういう工夫も楽しいですし、地元の方とお喋りする中にも暮らしを愉しむヒントが沢山あります。

五木村の方がみんなフレンドリーで面倒見がいい事も、そういう所から来ているんじゃないかと思います。 

 五木村は不便な所や無いものを並べると山ほど出てくると思いますが、だからこそ培われた人間関係や生活の工夫。「足るを知る」という言葉の意味を体感できるとても豊かな場所だと感じています。そんな場所に出会えた事は私にとっても今後おおきな肥やしになるんじゃないかと思っています。



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