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令和6年 新年のごあいさつ

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  • 令和4年 新年のごあいさつ

令和6年 新年のごあいさつ

 明けましておめでとうございます。

 村民の皆様におかれましては、御家族おそろいで清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年は、大きな災害もなく、新型コロナ感染症も5類に分類されたことから、村内各地のイベントに村内外から多くの参加者が集い、賑わいが少しずつ戻ってきました。

 5月には、国、県、村の三者で「村の振興は待ったなし」という共通認識のもと「新たな五木村振興計画」を策定しました。その後、地元住民、関係機関による「五木村東地区まちづくりグランドデザイン協議会」や「宮園周辺地域振興協議会」が設立され、それぞれの立場から地域の課題や村づくりへの貴重なご提案をいただいております。

 9月の2回目となる中学生議会では、村の将来を担う生徒から様々な提案と質問が行われ、故郷を思う気持ちが感じられ、大変頼もしく思いました。

 11月に開催された五木のまつり実行委員会主催の秋祭りにおいては、村内の若手異業種グループ「ここくる会」が初めて企画段階から参加し、新しい趣向を取り入れ、祭りを盛り上げて頂きました。

 その他にも、新たな村づくりを目指して各種団体や事業所、若者世代や移住者の皆様と担当課を中心に意見交換を行いました。伺った意見は、令和6年度の政策に可能な限り反映させたいと考えています。

 今後は、住民自治の理念の下、年齢や性別に関係なく、あらゆる住民の意思と責任に基づいた取組が重要と考えており、このように新たな住民参加の取り組みがスタートしたことは、大変有意義なことであります。

 これからも様々な立場からの貴重なご意見を賜りながら、村づくりを進めて参りますので、ご協力を宜しくお願い致します。

 さて、令和2年7月豪雨災害から3年余りが経過し、被災市町村の復旧復興と鉄道、橋梁の再建に向けた取り組みが進められています。本村でも被災した県道や村道、林道の復旧に全力で取り組んでおりますが、令和4年台風14号による被害も重なり、林業、観光、住民生活等に大きな影響が生じています。 

 早期の復旧に向け国、県関係機関と連携を密にしながら工事の進捗を図ってまいります。

 また、川辺川を含む球磨川流域の治水については、新たな流水型ダムを含む「緑の流域治水」の取組が進められています。

 特に、村内の防災や安全・安心の確保に重要となる川辺川の県管理区間の改修については、竹ノ川から上流部の宮園地域間について、村の最重要課題として早期の対策を県に求めてきました。その結果、近く県から測量結果に基づく河川整備の全体像の説明が関係住民へ行われることになっています。

 また、上流部の泉町五家荘地域については国の直轄砂防事業に加え、県の流域保全総合治山事業に基づく調査が昨年度から行われています。令和6年度からは、森林整備、谷止工、山腹工等の具体的な事業に着手され、川辺川本流への土砂や流木等の流入を防ぐとともに、山地崩壊などの対策が図られます。

 流水型ダムに関する環境影響評価については、国により環境影響評価準備レポートが昨年11月に公表され、12月16日には、説明会が役場大会議室で行われました。

 また、国においては、水没予定地内にダムサイトから上流部の地形を再現した60分の1スケールの大型模型実験施設を製作し、洪水調節した場合の水や土砂、流木の流れ方、貯水位の変化等について検証を行われています。村から国に対しては、村民を対象に、この大型模型も用いながら、本村に与える影響をわかりやすく伝える説明会の開催を要望しています。開催された際には是非ご参加ください。 

 村内を流れる清流は、村の貴重な財産です。河川環境の保全は五木村振興の要であり重要な課題であります。

 引き続き、環境保全の取組みをしっかりと国に求めてまいります。


 本年も村づくりのスローガン「子どもに夢を!若者に力を!高齢者に笑顔を!」を目指し、小さい村だからできる政策と持続可能な村を実現できるよう、村民の皆様の御理解とご協力を切にお願い申し上げます。

 結びに、輝かしい新春と穏やかな地域の安泰を願い、村民の皆様が、明るい希望の持てる一年となりますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。

 


 五木村長  木下 丈二    


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